NTT,KDDI 光ネットワーク技術の標準化で基本合意

NTT(本社:東京都千代田区)とKDDI(本社:東京都千代田区)は3月17日、光伝送技術やモバイルネットワークの技術並びにその運用管理技術など、両社がともに強みを生かせる光ネットワーク分野の標準化に向け基本合意書を締結したと発表した。
Beyond5G/6G時代の課題解決に向け、①高速化と品質維持を両立するオールフォトニクス・ネットワークの伝送方式の標準化②モバイル通信におけるオールフォトニクス・ネットワークの標準化③オーケストレーション技術の標準化ーをそれぞれ目指す。

スズキ 物流スタートアップと連携 自動配送ロボ量産へ

スズキ(本社:静岡県浜松市)は3月16日、物流スタートアップのロンビー(所在地:東京都品川区)と自動配送ロボットの量産を見据えた共同開発に取り組むと発表した。
両社は一般の道路を遠隔操作で走行できるロボットの開発を進め、小口貨物を家庭などに届ける「ラストワンマイル」需要を取り込む。機体の製造コストを抑えながら、2024年以降の量産体制の構築を目指す。

東京ガス 水電解用CCM 高速量産化技術を確立

東京ガスは3月15日、SCREENホールディングスと、PEM(プロトン交換膜)水電解用セルスタックの性能、コスト、耐久性能を左右する重要構成部品の水電解用触媒層付き電解質膜(以下、水電解用CCM)について、電極面積800c㎡超サイズの高速量産化技術を確立したと発表した。
製造プロアセスおよび触媒インク配合を水電解用に最適化することで、電極にクラックや触媒の凝集が生じるという課題を解決した。今後さらなるサイズ拡大に向けた技術開発を加速し、水電解システムメーカーの需要帯の5,000c㎡サイズの水電解用CCMの量産設備を早期に構築し、2025年度の量産開始を目指していく。

JR西日本 スマートロッカー活用の商品受取で実証

JR西日本(本社:大阪市北区)は3月13日、SPACER(本社:東京都中央区)と共同で、次世代スマートロッカー活用の新たな商品受取サービス「pikuraku(ピクラク)」の実証実験を実施すると発表した。
実施期間は3月17日〜5月31日。月・火曜日は定休。24時間注文可能。注文後、最短6時間から最長で4日後の21時まで受取可能。受取可能場所は大阪駅、北新地駅、大阪天満宮駅、高槻駅。

ワイヤレス充電機能搭載の商用EVで公道実証開始

大日本印刷(本社:東京都新宿区、以下、DNP)、双日(本社:東京都千代田区)、ダイヘン(本社:大阪市淀川区)の3社は3月14日、ワイヤレス充電機能を搭載した商用電気自動車(EV)の実用化に向けて業務提携し、共同で取り組むことで基本合意したと発表した。また、ワイヤレス充電機能を搭載した商用EVでは国内初となる登録認可を軽自動車検査協会より取得し、公道での実証を開始した。
ワイヤレス充電は、充電器よ車体をケーブルで接続する必要がないため、充電作業の負荷軽減と利便性の向上が期待されている

「空飛ぶクルマ」大阪城公園で初のテストフライト

大阪城公園で3月14日、「空飛ぶクルマ」のパイロット操縦によるテストフライトが行われた。万博で空飛ぶクルマを運航する事業者の1つに選ばれている丸紅などによって実施されたもの。使用されたのは全長4.5m、高さ2.4m、重さ221kg、プロペラ18枚が付いた米国のリフト・エアクラフト社(本社:テキサス州)製の機体。
プロペラが回り始めると機体はゆっくりと浮かび上がり、およそ8mの高さまで上昇。その後、上空で50m四方を前後左右に移動したり、旋回したりした後、再び元の場所まで戻って着陸した。飛行時間は10〜15分。空飛ぶクルマを公共のスペースでパイロットが実際に操縦する形で飛行させたのは、国内では今回が初めて。